こんにちは。
団長のたまちゃんです。
これから夏のお祭りシーズンですね。
今日は、アメリカでボランティア活動を
学んだことのある女性に聞いた、
お祭りの話をします。
日本ではPTAの活動っていうと
お金を稼ぐような活動はあまりメジャー
ではないと思うのですが、
海外ではファンドレイジング(活動
資金を集めること)が多いみたいです。
それで、お金を集めるために
お店を出したりするわけですね。
日本の感覚だと、お金もらって
何かサービスなり商品を買ってもらう
となると、結構ちゃんとやらなきゃ
いけないって思う人、多いんじゃ
ないでしょうか。
僕はこの話を聞いて、
「それ、ありなんだ〜、、、」
と感心したので聞いてください。
そのファンドレイジングを目的とした
お祭りで、その女性はホットドックを
売るチームになったそうです。
お店は外で、屋台みたいに場所を
作って販売します。
ホットドック作りの工程は、
ソーセージを焼く人
焼けたソーセージをパンにはさんでお客さんに渡す人
こんな感じです。
日本でもし、
この仕事をやるとしたら
ソーセージを焼く人も、
ソーセージをパンにはさんでお客さんに渡す人も、
大人がやりそうですよね。
お金もらうんだから
「ちゃんと」やんないと、って思いますよね?
もし、子供にやらせるとしたら、
相当注意して目を配りそうじゃないですか。
その女性も当然そう思っていたようです。
ところが、
この焼けたソーセージをパンにはさんでお客さんに
渡すこの大事な役割を、この時は5歳くらいの
男の子が担当していたようです。
そして、
焼けたソーセージのうち、
5本に1本はツカミ損ねて落とす!笑
わかります、この光景?
日本だったら、「ちょっと!何やっているの!」
と言って即交代させられますよ、まじで。
ところが、このチームは落としたソーセージに
ついて特に大きなリアクションはしない、、、
ふつう、ありえないですよね?
そして、最後まで落としながらもその男の子に
役割を全うさせたそうです。
で、最後に
「君の作ってくれた美味しいソーセージのおかげで
お金がたくさん集まったよ。ありがとう!」と
そのボランティア活動自体の成功を喜び合うんだそうです。
そうすると、その少年はとても嬉しそうな顔で
誇りを感じるわけです。
でも、もしソーセージを落としたことを
責められて、途中で交代させられたら、
この子はどう思ったんでしょうね。
もしかしたらこういう活動自体が
嫌いになってしまうかもしれないですよね。
その経験は、その女性にとって衝撃的だったようですが、
僕にとっても衝撃的でした。
子供にボランティアの楽しさを教えることを優先する
考え方がみんなで共有されていることがすごいよね。
ボランティア大国アメリカの懐の深さを
見せつけられる思いでした。
いいんだよね、完璧じゃなくて!
まず、活動自体を楽しむ。
自分自身もそうだし、周りにも楽しむことを
優先してもらう。
ボランティアって楽しいものなんだ、
その感覚が一番大事で、それをみんなで育んでいく。
僕たちの活動でそういうものが
子供たちに伝わったら素敵だと思いませんか〜?
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